「地獄の釜の蓋が開いた」という比喩表現を見かけることがある。意味としては「これからとんでもなく恐ろしいことが起こる」というところだろうか。地獄の釜の蓋が開いて、これから現世の人間達も地獄に突入という雰囲気なんだろう。 ところが、これは僕からするとかなり違和感のある表現だ。 「地獄の釜の蓋が開く」というのは本来はお盆のことのはずだ。地獄で釜ゆでにされている罪人達も、お盆の間は釜の蓋が開いて、自分たちの子孫のところに帰って骨休めをすることができる。それが本来の意味である。 ここからは余談。 スーパーや直売場では「地獄の釜の蓋まんじゅう」というのがあちこちで売られていた。実家でも買っていた。ご先祖様が地獄から帰ってくることをまんじゅうを食べてもてなすのだ。 だから「地獄の釜の蓋が開いた」というのはひとときのバカンスだ。 ……そんな風に思っていたのだが、「地獄の釜の蓋まんじゅう」というのは栃木県の
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