子供の頃に、過ぎていった季節たち。 自転車を走らせていた。 前には、小さな君が座っている。 風が、キモチいいね。 信号待ち。 信号の3色の色に新緑が映える。 そして、青空。 フッと、横を見ると 向日葵が咲いている。 2歳の君と、毎日 公園への道のり。 公園では、大きな遊具に登ったり 滑り台をすべったり 楽しげな君の笑顔。 公園の木々が、紅葉しだし 落ち葉の中、サクサクと歩いた。 空を見る。 もう、秋の空だ。 小さな君の手をとって 一緒に、季節を感じる。 こんな風に、また、空を見るような 生活を送るのは いつぶりだろうか・・・ 小学生の頃、自転車に乗れば どこまでだって行ける気がした。 天気の悪い曇り空 向こうの空が晴れている。 よし、あの空の下に行こう。 走っても走っても あの空の下には、辿り着かない。 あー・・・ 空って、思ってたより広いんだ・・・ 部屋のベッドに横になり 窓から見える空