前の記事の続き。『まんが朝鮮の歴史』を読み終える。 巻末に「全16巻」とあるので、これで終わりのはずだけど、16巻のタイトルが「日本の軍国主義体制と独立の準備」なんだよね。 だけど、常識的に考えて、それで終わる? だいたい、16巻の裏表紙、こんなだぜ。 『まんが 朝鮮の歴史16』ポプラ社、裏表紙 中を読むとわかるけど、これ、「徴用令」によってほぼ強制的に「北九州」に動員された朝鮮の人たちがあまりに過酷な労働に耐えかねて逃亡する様子である。このカットがシリーズのラストを飾るカットになるだろうか? ちなみに、本文の終わりはこちら。 同前、p.157(朴賛勝監修、崔賢淑文、李熺宰画、安宇植翻訳) 日本帝国主義の敗北が決定し、植民地支配が終焉したものの、独立運動家である呂運亨が「今後のことが心配だ。」って不安そうにつぶやいて終わる……そんな民族史ってある? いや、まあホントにこれで終わったら、ある