ブックマーク / homecare.hatenablog.com (5)

  • ScienceMagazineのローカライズができるまで - 医療ビジネス

    ScienceとNatureの違いは最後に書いてますので参照してください。 ScienceMagazineのローカライズはAAASの悲願でした。日でローカライズをしてくれる組織を探していたのは、今から20年ほど前です。すでに、日では湯川秀樹博士や朝永振一郎博士、江崎玲於奈博士、福井謙一博士、利根川進博士と多くの科学者の受賞者を排出していましたが、一時期から日人の論文投稿が少なくなっていたようで、日人の論文投稿を増やしたいと願っていたようです。まだ、日では、カール・ケイ氏が個人で日の事務所を開設していたような状況でした。 私は当時田辺製薬に勤めていて、ドクター向けのWebサイトを立ち上げる構想を練っていました。まだその頃は、企業サイトもほとんどなかった時代です。MRに変わる新しい情報提供手段としてインターネットに目をつけていた時、当時の三和銀行の紹介で、(株)大伸社の上平豊久氏が

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  • マクロチーム医療 製薬メーカーのマーケティングの未来 - 医療ビジネス

    以前、日製薬工業会(医薬産業政策研究所)から講演を頼まれチーム医療を絡ませながら製薬メーカーのマーケティングについてお話ししました。それはそうとして、私のようなものでいいのですか?と聞いたくらいにそぐわない、翌月は日経BP社の宮田満さんだったので比較できないし、困惑したのですが、まぁ前座ということで承諾した次第です。 あれからチーム医療は一般的なものになっていき、今更語る人も少なくなってきています。IoTの利用もこれを加速させるものになっています。ただし、当時憂いていた製薬メーカーだけは、そのチームから取り残されたままになっていると感じます。特に、在宅医療の分野は、製薬メーカーにとってカオスの状態にしか見えていません。 病院やクリニックでは、医師、看護師、栄養士、薬剤師などと面談することによって、必要とされているニーズを組み上げて薬剤の立ち位置を再確認する作業ができました。しかしながら、

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  • 医療のIT化はなぜ進まないのか? コストと投資の違い - 医療ビジネス

    つい先日、HEALTH2.0のイベントが日で開催されました。Health 2.0は、ヘルスケアとITの融合領域であるデジタルヘルスに関するイベントで、Health 2.0社が2007年に立ち上げました。おそらく多くの人が想像するのは、病院などのIoT化などが進んでいくイメージかと思いますが、実はあまり進んでいません。これをお話しする前に、病院の一般企業でいうところの利益は何かを知らなければなりません。病院などは診療や手術や検査などの人的サービス提供に対して診療報酬という形で報酬が支払われる構造になっています。これを現物給付と言います。例えば、初めて診察を受けたなら、初診料という報酬がかかり、1割から3割負担を窓口で患者は支払い、残りの7割から9割は私たちが支払っている健康保険から支払われます。 「血糖値スパイク」という言葉を聞かれたことがありますか?最近NHKスペシャルなどで大きく放映さ

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  • セルフネグレクトに関して考える - 医療ビジネス

    セルフネグレクト問題が頻繁にニュースで流れるようになってきました。セルフネグレクトは、自己放任と言われ生活に関する能力や意欲が低下している状態です。ニュースなどで問題視されるのは高齢者ですが、実は全世代に関してこのような状態になっていますね。よく、テレビなどで若い人の部屋がゴミだらけでこれをボランティアが片付けるという映像が流れていますが、これもセルフネグレクトだと思います。つまり、老弱男女の区別なく、生活意欲が低下している人が多くなっているのが実情です。 セルフネグレクトに陥っている人には、部屋の中の汚さや匂いということに鈍感になっている傾向があります。鈍感になると、普通の人が汚いとか臭いとか言っても、人は片付いている、臭わないという感覚になるのでしょう。友人のケアマネージャーが話してくれた実例では、独居の男性高齢者の自宅では、ペットボトルが台所に所狭しと並べられていて、人はこれで綺

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  • EBHとは evidence based health - 医療ビジネス

    EBHは目新しい言葉ではありませんが、ここにきて注目を集めています。簡単にいうと、「健康であるための証拠」、言い換えれば、「どのような生活をすれば健康でいられるか」ということになります。以前の投稿でEBMについて触れましたが、EBHが遅れた原因はevidenceを集める手法が確立していなかったことによります。ところがここ数年、個人がiPhoneApple Watchに代表される、生体情報を収集するデバイスが一般化しつつあり、これを使ってデータ収集してevidenceを確立していこうという動きになっています。 このEBHを使って、医療費の削減に取り組んでいる国は意外にも厚生労働省ではなく経済産業省です。経済産業省商務情報政策局に「健康投資ワーキンググループ」というのがあるようです。このワーキンググループでは、特に糖尿病に関して具体的な施策を出しています。下図の通り、従来のターゲットは今まで

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