話し合いでタクシー減車→談合にあらず 国交省が方針2008年12月5日21時6分印刷ソーシャルブックマーク 東京駅前で乗客を待つタクシーの車列=東京都千代田区、山本写す 国土交通省は5日、台数が増え過ぎて過当競争が起きているとの指摘もあるタクシーについて、複数業者の話し合いによる減車を促す法改正を目指す方針を明らかにした。談合とみなされないよう、「お墨付き」を与える。ただ、運用次第では利用者の不利益を招くおそれもある。 交通政策審議会(国交相の諮問機関)の作業部会が5日最終会合を開き、年内にもこうした方針を盛り込んだ答申をまとめることを確認した。今後、公正取引委員会との協議で具体的な仕組みを詰め、増車や新規参入に歯止めをかける規制とともに来年の通常国会での法改正を目指す。 具体的には、国交省が対策が必要な地域を指定。指定地域の複数の事業者が台数を減らすことで合意し、その計画がサービス低下や