昨今の都市部における路線バスのほとんどがノンステップバスになっていて、その形状から座席定員は従前の構造のバスと比較して少なめだ。タイヤハウスが胸の高さくらいはあるのでこれは仕方がない。それに加えて事故防止のために最後尾座席が制限される傾向になっていた。しかし事業者やメーカーの努力やアイデアで徐々に改善されつつある。そんな進化を見てみよう。 文/写真:古川智規(バスマガジン編集部) (詳細写真は記事末尾の画像ギャラリーからご覧いただくか、写真付き記事はバスマガジンWEBまたはベストカーWEBでご覧ください) ノンステップバスは文字通り、バスに乗車したらそのまま床がフラットで段差がないバスのことを言う。もっとも大型バスのエンジンは後ろにあるために、中ドアより後ろは段差があり数段高くなっていることが普通だ。中には輸入車のボルグレンのように最後尾までフルフラットという構造も少数ながらある。 ノンス