熊本のバス事業者がICカード乗車券を廃止すると発表したことで、ICカード乗車券のシステムや経済圏が瓦解するのではないかと衝撃が走った。移行期間も周知期間もなく経費圧縮のためだけに廃止すればあきらめも反発もあるだろうが、他に手はなかったのだろうか。 文/写真:古川智規(バスマガジン編集部) (詳細写真は記事末尾の画像ギャラリーからご覧いただくか、写真付き記事はバスマガジンWEBまたはベストカーWEBでご覧ください) この問題は、ICカード乗車券のシステム更新や新紙幣切り替えによるバス運賃箱の更新に金がかかりすぎることか出発点だ。1台当たりの金額の大小はともかく、バス側に運賃収受の機能が付いている以上はバスの台数分の運賃箱をすべて一斉に更新する必要がある。10台や20台なら問題にはならないだろうが、大規模事業者だとこたえる。 そうでなくてもバス運転士が不足して待遇を上げようと考えている中で、1
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