ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受け、大阪市の松井一郎市長は8日、姉妹都市であるロシア・サンクトペテルブルク市のアレクサンドル・ベグロフ知事宛てに、両市の関係に懸念を示す公開書簡をメールで送付した。現時点での姉妹都市の解消などは検討していないという。 書簡で松井氏は、今回の軍事侵攻が「これまで積み上げてきた両市の交流に悪影響を及ぼすことを憂慮している」と指摘し、「軍を撤退させ、事態を終結させるべきだ」などと求めた。 大阪市によると、サンクトペテルブルク市とは昭和54年に姉妹都市提携を締結。令和元(2019)年9月には締結から40年を記念して、松井氏がサンクトペテルブルク市を訪れ、ベグロフ知事と交流を深めた。