京阪電気鉄道が京阪線全60駅の任意の駅間の普通乗車券を今年度中にQRコードに対応させることが11日、分かった。オンラインのクレジットカード決済で乗車券を購入するとスマートフォンにQRコードが提供され、改札にかざして通行できる。京阪は令和11年度までに現在の磁気乗車券を廃止し、QRコードを使った乗車券に全面的に移行する計画。大手私鉄の主要路線の全駅で、任意の駅間の普通乗車券をQRコードで販売するのは国内初とみられる。 京阪は6月から、他の大手私鉄や大阪メトロなどと共同で、スマホに表示したQRコードで乗車できるサービスを始めている。ただ現在は、企画乗車券に加え、淀屋橋駅、出町柳駅を出発する普通乗車券しか販売していない。 京阪は今年度中に京阪線(京阪本線、中之島線、交野線、宇治線、鴨東線)の全60駅で、任意の駅間の普通乗車券を購入できる仕組みを導入する。7年度には行き先となる駅のQRコードを掲載