「繰り返し型練習」3つの問題点 1. 時間の無駄になる可能性が高い ただ繰り返すだけの練習は「建設的な学び」になりません。多くの場合、「何時間・何日・何週間も続けながらほとんど上達しない」という状態になってしまうでしょう。さらに問題なのは、気づかぬうちに「悪いクセ」を覚えてしまい、練習自体がマイナス効果を生んでしまうことです。また、その「悪いクセ」を取り除くのに、さらに多くの練習時間がかかることにもなるでしょう。あるサクソフォン奏者はこう言ったそうです。「正しい練習は演奏を完璧にするだけではなく、完璧な状態を持続させる」と。 2. 自信を持つ妨げになる このような練習は自信を持つ妨げにもなります。繰り返し型練習は「完成イメージ」を持たずに練習していることが多く、もし間違いなく演奏できたとしても、心の奥には不安が残ります。厄介なことに、この不安は本番で現れてしまうのです。本番で自信を得るため