(残間)宮本さんの対談集『宮本亜門のバタアシ人生』を読ませていただきました。小さい頃から今にいたる自分の悩みと、そこをどう乗り越えてきたかが書かれてあるんですが、今まで宮本さんに抱いていたイメージとの落差に少々驚きました。自殺未遂、ひきこもり、対人恐怖症など、なかなか順風満帆とはいかなかったんですね。 僕は小さい頃から、自分が普通とは違うと感じていました。子供なのに日舞が好きだったり、毛虫がきれいだと思ったり、いろんな面で。ちょっとしたことなんですけどね。一方で他の子が面白がっていることに、ちっとも興味が持てなかったり。 ところが学校というのは、結果的に「普通」であることを求められる環境なんですね。「普通」を大切と思わせる雰囲気。それで僕は周りとの違いを感じながら、何とか合わせなきゃとも思っていました。でも、それがうまくできない。 それから、学校はこうするとこうなるよ、というルートを決めて