低収入を装って生活保護費をだまし取ったとして、兵庫県警は5日、神戸市長田区二葉町8丁目の重機オペレーター片岡成人容疑者(35)と内妻でカラオケ店員の片岡麻美容疑者(29)を詐欺容疑で逮捕し、発表した。2人は容疑を認めているという。 組織犯罪対策課によると、2人は内職や日雇い労働などで月2万円以下の収入しかないとうその申請をし、成人容疑者は4月に約11万円、麻美容疑者は3月に約24万円の生活保護費をそれぞれ長田福祉事務所からだまし取った疑いがある。 県警によると、成人容疑者は昨年2月から、麻美容疑者は2008年4月から現在の仕事に就き、毎月約20万〜10万円の収入があったという。県警は2人が今年4月までに少なくとも計約750万円の生活保護費を不正受給した疑いがあるとみて調べている。2人は00年に離婚後も同居を続けていたという。 2人は今年5月、金融機関からそれぞれ通帳とキャッシュカード