やなぎや・きょうたろう●1963年、東京都生まれ。日本大学高等学校卒業後、日本大学商学部に進学。在学中は落語研究会に所属する。卒業後は書店勤務を経て、柳家さん喬師匠のもとに弟子入り。落語家の道に進む。29歳で二つ目に昇進、その7年後には、12人抜きで真打に昇進する。『国民ヤミ年金』『すみれ荘201号』『寿司屋水滸伝』『巣鴨の中心で、愛をさけぶ』『ハワイの雪』など、個性的な新作落語でも有名。平成17年~19年、国立演芸場花形演芸大賞(3年連続)、平成17年度文化庁芸術選奨文部科学大臣新人賞(大衆芸能部門) 大学には、落語をしに行ったようなものです。中学のころから落語が好きでしてね。とにかく、よく聴いていました。きっかけは何でしょうねえ。たまたま同級生に落語好きの友人がいたから、彼の影響があったのかもしれませんね。 私はひとつのことに興味を持つと、のめり込むタイプ。高校の時には、「大学で落研に