――『ベイビーステップ』完結おめでとうございます!最終巻発売を迎えるにあたり、全47巻を走り終えた感想をお聞かせください。 勝木先生:初連載でまさか10年も描かせていただけるとは思っていなかったので、ここまで支えてくれた読者の方と協力してくれた方々には感謝してもしきれません。自分一人ではこの作品は成り立たなかったので、私の一存で終わらせてしまって申し訳なくもあります。とても恵まれた作品だったと思います。 ――第41巻の巻末で、「#388」池のウィンブルドン・センターコートでの試合を描く際に「緊張した」と書かれていましたが、『ベイビーステップ』を執筆する中で、特に思い出深いコマやシーンはありますか? 勝木先生:風景が中心のコマは、取材で行った所と頑張ってたスタッフを思い出して好きです。神田に負けた後丸尾が泣くシーンは、自分がやりたかったことが過不足なくできた気がします。 ――連載をする上でも