いまなお高い評価を得る完成度抜群の手巻きデイトナ 防水性を確保できずに短命に終わったRef.6262に、スクリューロック式プッシュボタンを加えて、オイスターケース本来の実力を引き出したのが、このRef.6265です。現在では多くの時計メーカーが採用し、当たり前になっている防水性を備えたクロノグラフですが、最初にこの機構を取り入れたのは、実はロレックスでした。 ムーブメントの完成度やSSベゼルの強度、デザイン性、防水性かいっても、手巻きデイトナの中でも人気があるモデルです。 1960年代中頃から1980年代後半まで、手巻きデイトナに搭載された傑作のムーブメント ロレックス以外のブランドのクロノグラフモデルに採用されたバルジュー社製のムーブメントCal.72をベースにロレックスが独自改良を行ったCal.727は、20年近くも手巻きデイトナを支えた傑作中の傑作です。調整機構には「マイクロステラス