こんにちは、日本オラクルのシバタツこと、柴田竜典です。データベース・パフォーマンス・チューニングに関わって12年になりました。チューニングというと、パラメーターを細かくあれこれいじるというような手法をイメージされる方もいるかもしれませんが、実際にはそれで性能向上する量は、良くて2倍とか3倍程度です。何十倍、何百倍の桁違いな性能向上を実現するには、データベース・システムのボトルネックを発見して、それを取り払うことが必要です。今回のテーマは、この “ ボトルネックはなにか” という感覚を磨くのに適していますので、ちょっと腰を据えて考えてみようと思います。データベースの深い知識は不要です。コンピュータの基本的な知識を思い出してもらうだけで十分です。 ストレージをフラッシュ・ドライブにしたり、メイン・メモリーを増やすことでストレージIO自体を減らすことがスループット向上に貢献するという点は事実だと
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