文部科学省がDVDアニメをつかった新しい教育事業を採択したことに、共産党が噛み付いている。このアニメは、「真の歴史観の確立と愛国心の醸成」を目指す資料として、日本青年会議所が製作した。「靖国神社に行ってみない?」というくだりもあり、共産党は「侵略戦争を正当化する」などと反発しているが、日本青年会議所も「真意は共産党の言ってることと全く逆だ」と反論している。 『誇り』と題されたアニメのDVDが騒動に 波紋を呼んでいるのは、日本青年会議所(日本JC)が製作した『誇り』と題されたアニメのDVD。日本JCの教育事業「近現代史教育プログラム」の資料として製作された。文科省はこの教育事業などの研究のために、日本JCに対し約130万円の補助金を支給する予定だ。 気になるアニメのシナリオは次のようなものだ。 ――女子高生の「こころ」は、過去からやってきた青年・雄太に出会う。雄太が日本の歴史を知ることの重要