発表以来、予想を超える話題を振りまき、発売後もあっと言う間に在庫が無くなるヒット商品となっているペンタックスのK10D。「作り溜め」のために発売日を遅らせたものの、あっと言う間に在庫を切らせてしまったようだ。 これまでもペンタックス製デジタル一眼レフカメラは根強い人気を持っていたが、ここまで話題を提供することは無かった。K100D以降、なぜ急にユーザーに認められる製品が生まれるようになったのか。K10Dの機能や評価記事はすでに出ていることもあり、ペンタックスイメージングシステム事業本部第二開発部の畳家久志氏に、その開発の背景を中心に話を聞いてみた。 ■ 予想を超えた「桁違い」の受注 -- K10Dは魅力的なスペックを備えていたため、おそらく国内での人気は出るだろうと予想していましたが、ペンタックスのブランド力が比較的弱い欧州で開催されたPhotokinaでもブースでは大好評でした。国内でも