本格的な雨期に入っているタイの東北部や中部で洪水が発生して、これまでに9人が死亡し、およそ179万人が床上浸水などの被害を受けています。 現在本格的な雨期に入っているタイでは東北部や中部で洪水が相次いで発生しています。 タイ内務省によりますと、これまでに9人が死亡し、およそ179万人が床上浸水などの被害を受けているということです。 タイではおととし、記録的な大雨で大規模な洪水が発生し、日系企業が多く入居する中部アユタヤ県などの工業団地が浸水し、長期間にわたって操業が停止するなどの被害を受けました。 今回は、これまでのところ、日本企業が入居する工業団地で被害は出ていません。 ただ、低気圧の影響で今週末にかけてもタイ全域で大雨が予想され、被害が拡大する懸念があるため、アユタヤ県の工業団地や寺院では洪水に備えて土のうを積み上げるなどの対策に追われています。