去年1年間に全国の山で遭難した人は3129人と、これまでで最も多くなり、本格的な夏山シーズンを前に警察は登山の際は安全な計画を立てるよう呼びかけています。 年代別では70代が698人と最も多く、次いで60代が692人などとなっていて、60代以上が全体の半数以上を占めています。 死者と行方不明者の数は合わせて342人と前の年を下回りましたが、6年連続で300人を超えました。 本格的な夏山シーズンを前に、警察は登山の際は十分な装備を用意し、自分の体力に合った安全な計画を立てるよう呼びかけています。 一方、遭難した人のうち外国人は169人で、来日外国人の増加も背景に5年前の平成26年の時と比べて5.3倍に急増しています。 中には、登山道などの特徴を事前に知らずに山に入り遭難するケースも多いということで、警察は引き続き自治体などと連携して、登山口での外国語による注意喚起を行っていくことにしています