韓国通貨‘ウォン’の海外勢力圏が急拡大している。韓国人の海外観光客が急増し、ウォン高が続く中、海外においてウォンで品物を購入したりウォンの両替ができる地域が東南アジア・中国・日本などに急速に広がっている。これにより、韓国内銀行が海外地点や外国現地銀行へコンテナに積んで送る両替用ウォンも3年間で3倍近く(2002年514億ウォン→2005年1352億ウォン)増加した。かつては想像もできなかった現象がここ2~3年の間に起きているのだ。 海外でウォン取り引きが活性化されれば、海外旅行時にウォンをそのまま持って行けばいいし、両替手数料の負担もなくなる。しかし、まだウォン通用地域は韓国人旅行客がよく行く東南アジア・中国などの有名観光地に限られており、名実共に‘ウォンの国際化’となるにはいましばらく時間がかかるだろう、との指摘だ。 九州の福岡市ではウォンが通用する‘ウォン特区’を作ろうというアイデ