「若手の成長速度が高まった。営業としての即戦力が期待できる」――。横浜銀行の山田真矢執行役員 営業本部副本部長 兼 リテール戦略企画室長は2010年6月16日、東京・千代田区で開かれた「経営可視化のためのデータ活用セミナー」の基調講演に登壇し、同行における営業プロセスの可視化への取り組み状況を説明するとともに、その成果について語った。本部からの指導内容も、「結果が出ないことを“叱る”から、面談のアポイントが取れたことを“ほめる”へと変化した」という。 新規取引や高額入金を検出し営業活動を喚起 横浜銀行において、営業プロセス可視化の中核に位置するのが、2008年1月から導入している「EBM(イベント・ベースド・マーケティング)」のシステムである。年金や給与振り込みの指定あるいは大口預金など、新規取引や取引状況の変化(=イベント)をとらえ、約700人いる窓口担当者や渉外担当者に対し、その顧客に
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