大企業がSaaSに動き出した 「郵便局もSaaSの時代に突入」は米セールス・フォース・ドットコムのSaaS製品を日本郵政公社が採用し、10月に発足する郵便局株式会社が利用するというニュースを報じた記事。ユーザー数は5000人から開始し、順次拡大するという。これまで大企業や公官庁ではパッケージソフトウェアの採用はあっても、SaaSという選択肢はなかったのではないか。NTTデータがシステム構築するとはいえ、日本郵政公社は大決断したといえるだろう。 セールスフォース・ドットコムの代表取締役社長 宇陀栄次氏は、日本郵政公社の採用について「将来的にどのように組織が変化していくか未知数である部分が多いため、拡張性をとにかく重視していた。その結果、パッケージ製品ではなく、オンラインで柔軟に機能を拡張できる当社サービスを選択してくれた。また、全国2万5000事業所での利用を想定すると、パッチやアップグレー