「第1回:『SaaS』という言葉は5年後にも使われているか」では、SaaSで利用されている基盤技術に目を向け、SaaSとASPの違いについて解説しました。 今回は、このSaaSが成功を収めるための1つの方策として、「MIJSの考えるSaaS」について解説します。 平成18年の8月に「MIJS(Made In Japan Software Consortium)」が立ち上がりました。これは有力なソフトウェア製品を持つ日本のパッケージソフトウェアベンダーが「団結することにより、日本のIT業界が世界と戦えるようにしよう」という理念のもとで集まったものです。 残念ながら日本のIT業界は国際競争力がなく、1社1社が個別に戦っていては勝てない状況です。そんな現状を客観的に見据え、なんとか打開しようという志を持った企業が結集しています。 現在、MIJSには表1に示す24社が参画しています。 幹事会社(4