米、尖閣で一歩踏み込む=対中抑止強化を鮮明−日米外相会談 米、尖閣で一歩踏み込む=対中抑止強化を鮮明−日米外相会談 沖縄県・尖閣諸島沖の領海警備で、中国の漁業監視船「漁政35001」(奥)と対峙(たいじ)する海上保安庁巡視船(手前)=2012年9月、海上保安庁提供 【ワシントン時事】クリントン米国務長官が18日の日米外相会談で表明した沖縄県・尖閣諸島をめぐる中国の挑発行為への強い反対姿勢は、日本の尖閣施政権を認める米国の防衛義務が今後も揺るがないことを内外に示したものだ。次期国務長官に指名されているケリー上院外交委員長の事前の了解を踏まえたもので、対中抑止の強化に向けた「新方針」の意味合いがある。 オバマ政権はこれまで、尖閣諸島が日米安全保障条約の対象になることを確認しつつも、主権問題に関与しない原則に基づき、日中双方に平和的な解決を促すことに重点を置いていた。 しかし、中国による領空