野田首相が、1日に衆院本会議で行われた代表質問の答弁の際、ろれつが回らなくなり、右手で自分の右頬をたたく一幕があった。 みんなの党の渡辺代表が東京電力福島第一原子力発電所の事故処理をただしたのに対し、首相は「廃炉に向けた取り組みはこれまで経験のない困難を伴うことから、ことことことから」と答弁。頬をたたいて一礼すると議場から「しっかりしろ」とヤジが飛び、首相は「すみません」とわびた。 これに関し、岡田副総理は1日夜、横浜市での講演で「本会議前に『質問が多くて(予定の)3時間じゃ終わらない』と首相が言うので、『2倍速くしてしゃべってください』と言った。首相はかなり早口で答弁したが、途中で舌がもつれてしまった」と擁護した。