ソニーは26日、韓国サムスン電子と合弁で韓国内に設立している液晶パネル製造会社「S-LCD」社の合弁を解消する、と発表した。ソニー保有株をすべてサムスン電子に譲渡し、S-LCD社はサムスン電子の100%子会社になる。譲渡費用は1.08兆ウォン(約730億円)で、サムスン側は来年1月末までに支払いなどを完了する。 今回の見直しにより、ソニーはS-LCDで生産していた液晶パネルについては、今後はサムスン電子から市場価格をベースに調達する。 「S-LCD」社は2004年4月に両社が設立、保有株はほぼ同じだが、サムスン側が主導権を持っている。