自身の鍵付きツイッターアカウントで、女性蔑視発言や、誹謗中傷を繰り返していた人気歴史学者・呉座勇一氏(国際日本文化研究センター助教)。誹謗中傷の主たるターゲットであった北村紗衣氏(武蔵大学准教授)による「ツイートのスクショ公開」が、この一連のハラスメント行為を暴くきっかけとなった。 呉座氏の謝罪で幕を引いたかに見えるこの騒動、しかし実際には第三者による北村氏への新たな加害が続いている。呉座氏とその周辺の人々が「フェミ」と嘲笑し愚弄した女性研究者は、今どんな思いで日々を過ごしているのか。当事者である北村紗衣氏に聞いた。(前後編の後編/前編を読む) 自分を責める気持ちがどんどん湧いてきてしまう ――北村先生の活動がツイッターで注目される理由のひとつに、寄せられるリプライに淡々と反論するスタイルがあると思います。「わきまえろ」の圧力を日々感じている人にとっては、あぁこういうやり方があるんだとすご
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