NTTドコモのシャープ製端末「TOUCH WOOD SH-08C」は、本物のヒノキをボディの素材に使ったフルタッチパネルの携帯電話。色あいや木目は1台ごとに異なり、使い込むほどに味わいを増すのが特徴だ。素材のヒノキは、森林を育てる際に間引きされた木(間伐材)を利用しており、間伐材の価値をアピールするのに一役買っている。 木材は耐久性などの面で、携帯のボディ素材としてそのまま使うのが難しいため、オリンパスの三次元圧縮成形加工を施した。圧縮成形時に木が割れないよう軟化処理を施し、圧力の高い高温水蒸気で圧縮/固定することで硬度を高めるとともに、耐久性や耐水性、防虫性、防カビ性を実現した。 端末には物理キーボードがなく、メールや通話、カメラなどの各種機能はディスプレイをタッチして操作する。よく使う機能を待受画面上に張り付け、タッチすればすぐ使えるようにもできる。文字入力はQWERTY配列のソフトキ