本連載は、GAFAに関するトピックをひとつないし複数採り上げながら、米国・シリコンバレーを中心とするIT事情を定点観測的にお伝えしていく。今回はフェイスブックを採り上げる。フェイスブックは2013年末からその不調が伝えられている。特に若い年齢層がフェイスブックからほかのサービスへと移行しているという論調だ。フェイスブックの反論と、展望について考える。 米国では、フェイスブックに関するとんちのようなやり取りが行われていた。ユーザーと入学者数が数年以内にいなくなるという不気味な話である。 プリンストン大学の研究チームが発表した論文は、フェイスブックは今後3年以内にユーザーベースの80%を失うだろうと指摘した。筆者のジョン・カナレラ氏とジョシュア・スペシュラー氏は、ソーシャルネットワークサービスに対して、疫病の伝搬と収束のマッピングに用いられる方程式を当てはめた。検証としてMySpaceのブーム
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