私立高生徒の滞納深刻、1校あたり12人 全私連調査2008年11月21日10時12分印刷ソーシャルブックマーク 経済的な理由から、各地の私立高校などで学費滞納が依然として続いていることが20日、全国私立学校教職員組合連合(全国私教連)の調査で分かった。高校では1校あたり約12人が学費を払えない状態に陥っているという。 調査は4月から9月末に実施し、高校は全校の約5分の1にあたる265校から回答があった。学費を3カ月以上滞納している生徒は、9月末時点で全体の1.47%にあたる約3200人いた。 昨年同期の滞納者は全対象の1.54%で、わずかに改善したようにも見えるが、同連合は「経営の厳しい学校側が徴収を強化しており、親が生活費を削って回したり、生徒があきらめて早く退学したりした結果だ。個々の事例を見れば、状況はますます厳しくなっている」と話す。 山形県のある高校2年生は、父親が失業し、春から