<大相撲名古屋場所>◇4日目◇16日◇愛知・愛知県体育館 大関稀勢の里(28=田子ノ浦)は、東前頭筆頭の勢(27=伊勢ノ海)を寄せつけなかった。前に出て左を差し込むと、最後はしっかりと腰を落として寄り倒し。「いいと思います」とうなずいた。 【写真】大砂嵐戦で打撲した鼻を押さえる稀勢の里 前日は、大砂嵐(22=大嶽)のエルボー気味のかち上げを鼻に食らって鼻血が出た。一夜明けた朝の稽古場では「鼻は大丈夫」と強調。報道陣から「美男子の顔が崩れなくてよかった」と問われると「(美男子を)否定はしないけどね」と笑い飛ばす余裕があった。 ただ、この日も大砂嵐のかち上げに、千代鳳(21=九重)が倒れる場面を目にすると、やんわりと苦言を呈する言葉が出た。「力士だからね。なぐるスポーツじゃないからね」と話していた。