家計診断をすると、無理なローンを既に組んでしまっている人が非常に多いのが現実です。賃貸と同じ金額なら問題ないだろうと安易に決めてしまった、固定資産税や修繕費など他の出費を考慮していなかった、「低金利なので多く長く借りて将来繰り上げ返済すればいい」という言葉を信じて80歳近くまでローンを組んでしまったが計画的に返済できていない、将来的な子どもの教育費を見越していなかった、といった失敗例をよく見かけます。 金融機関は「返済してもらえるかどうか」ではなく、「いかにたくさんの貸し付けができるか」を業績の指標のひとつにしています。なんとなく「いけるかも」で購入を決めるには不動産は高すぎる買い物。だからこそ、退職した後のさらに先、生きているであろう年齢までのライフプランを綿密に立て、余裕のあるキャッシュフローをあらかじめ計画しておくことが重要です。 住宅ローンの借りすぎについては、「借りられる額」で起