カフェラテやカプチーノ、キャラメルマキアート……。いまやカフェではおなじみのドリンクとなっているこれらのメニューは、すべてエスプレッソがベースとなっている。エスプレッソとは、コーヒー豆の旨みや風味が凝縮された"コーヒーのエキス"のようなもの。通常のコーヒーカップを小さくした「デミタスカップ」といわれるカップで提供され、量は店にもよるが約30ml。イタリアのカフェでは、ミルクやチョコレートソースなどを加えずに、砂糖だけを入れたエスプレッソを飲む客の姿をよく見かけるが、日本ではそのような飲み方をするお客は少ないように思う。 表面に浮かぶクリームのようなクレマのやさしい口当たりや、キャラメルを思わせる風味はエスプレッソ特有のもの。ドリップコーヒーにはない味わいを持つエスプレッソをじっくりと楽しむためにも、まずはイタリアのように砂糖のみを加えて楽しんでもらいたいものだ。 イタリア人のように、まずは