今となっては姿を消しつつあるフロッピーディスク(FD)だが、FDには大変に興味深い点が幾つもある。筆者が気になった“都市伝説”を解説したい。 今ではほとんど使われなくなったフロッピーディスク(FD)には、幾つかの「都市伝説」がある。今回はその真偽について解説したい。 フロッピーって知っていますか? 今の中学生に聞いてみると、半数の子どもがかろうじて知っている言葉が、FDである(筆者の知り合いの子どもなので世間の数字とは異なるかもしれないが)。最盛期には今のUSBメモリ以上に使われ、筆者もよく100枚入りのFDのパッケージを購入したものである。 FDにはさまざまな規格や大きさがあった。米IBMが「ディスケット」と称していた時代には、8インチという大きさのものがあった。銀行の端末機のジャーナルがこの8インチのFDだったのだ。1インチが2.54センチだから、20センチもの大きさがあったのである。
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