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連載2回目に登場する賢者はソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の家庭用ゲーム機「プレイステーション」の生みの親で、現在は自ら設立したサイバーアイ・エンタテインメントで次世代技術の開発に取り組む久夛良木健氏。クラウドコンピューティングが加速することで、ネット社会の主役はスマートフォンやタブレット端末ではなくなっていくと予言した。不振を極めている日本の家電メーカーが復活するカギも、そこにある。 プレイステーションの開発において、インターネットはどのように意識されていたのでしょうか。 SCEが初代のプレイステーションを発売したのが1994年。プロジェクトの段階から数えるともう20年以上が経ちますが、私はプレステの開発を始めた当初から、どこかの時点でプレステをインターネットに“溶かしたい”という思いを持っていました。 プレステをネットに“溶かす”というのは、ゲームソフトの情報をクライア
かつては世界最強のブランドといわれた“メイドインジャパン”が現在苦戦を強いられている。そんな中で「デジタルカメラ」は、誕生から現在に至るまで、グローバルで戦える製品として存在し続けている。「ITmedia Virtual EXPO 2012」では、キヤノン常務・眞榮田雅也氏と人気ライター・本田雅一氏を迎えて対談を実施。デジカメメーカーのモノづくりをひもとくことで、今後の日本のモノづくりの方向性を探ってみた。 先日、キヤノン常務・イメージコミュニケーション事業本部長の眞榮田雅也氏から「なぜ日本のカメラメーカーは、デジタルカメラの分野で存在感を失わないか」をテーマに話を伺った。 いや、本当は“対談”というセッティングなのだが、私自身にモノづくりの経験はない。無論、外から見た意見は常に記事の中に織り込んできたが、実際の業務執行を行っている事業責任者の「内からの声」には多くの真理が含まれていると思
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