ゴールデンボンバー(以下「金爆」)が8月20日にリリースした”特典なし”シングル『ローラの傷だらけ』はオリコンウィークリーチャートによると約4.3万枚を売上げ初登場2位を記録するものの、前作『101回目の呪い』の約15.8万枚とその差は約11.5万枚という結果になり、鬼龍院自身もブログで「誤解を恐れず言うと、僕たちのCDの売り上げ枚数でいうと音楽は特典に勝てない」「何を売ったかわからないまま獲得した1位より、はっきり自分の意見を無理矢理通し、自分で作った自分の作品を売ってみんなが買ってくれたことの方がはるかに嬉しいです。」とコメント。楽曲やその試みについては、柴氏の記事(参考:金爆が“特典ゼロ”シングルでやろうとした本当の狙いとは? 歌謡ロック的サウンドから読み解く)に任せるが、今回はこの結果が起こした「波紋」について検証したい。 『ローラの傷だらけ』は発売日(正確には発売日前日=フラゲ日