Send a personal, handwritten card without lifting a pen.
おお、これだ。私が自分のアイデンティティに出所不明な自信を持っている理由の一端が見えた気がする。私は自分の人生を「物語」として認識していないのだ。 「承認」だけでは済まぬ問題たち―物語と承認の彼方に ここで言う「アイデンティティ」とは、自分はこれこれこういう人間である、という自分についての「物語」を持ち、かつそれを維持していく能力のことである。例えば大学を出てサラリーマンになって結婚して子供を持つ、そういう人生送ってきた人間は、そうした過去によって現在があるのだと感じ、またそれに基づいて未来への予測をつける。このように自分の「物語」が過去・現在・未来において通時的連続性が保たれている状態を「アイデンティティが保たれている」と呼ぶ。 (中略) 自分の「物語」を相対化してしまい、「他にもありえたはず」の自分を想像してしまうと、そしてそれがリアリティを持ってしまうと、アイデンティティの危機に陥る
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