過去記事再訪に関するjunkie_slipのブックマーク (7)

  • 「畏れ」と「英雄」 (Dead Letter Blog)

    映画「ワールド・トレード・センター」の宣伝を見て思うのだけれども「セプテンバー・イレブン」を語るのになぜアメリカ人はいつも「消防士」の物語を持ってくるんだろうか。 「命の危険も顧みずに現場に飛び込み、救助活動を行った」というように、少なくともアメリカでは、消防士は「勇気」の象徴であり、命を恐れない英雄として表象するようだ。でも、あの事件を「消化」するのに勇気とか、英雄とかを持ってこざるをえないアメリカ人はやはり屈折しているのかもしれない。ほとんどの消防士は、英雄云々なんて考えていなかったと思うからだ。 あの時ビルがあんな風に粉々に崩れるなんて誰も思ってなかった。消防士にもビル全体が崩落寸前であることなんて伝わっていなかったし、退去命令も伝わらなかった。彼らがおそれを知らずに勇敢に振舞った理由は簡単だ。彼らは単に「知らなかった」のだ。彼らはアメリカを救った英雄というよりは、その他の死亡者と

    junkie_slip
    junkie_slip 2010/04/17
    《大義に命を賭けるものが実在することを目の当たりにした時、彼らは怒りや嫌悪ではなく、強烈な「畏怖」抱いてしまったのだろう。そのトラウマが、対抗する物語を欲望させるのだ。》
  • 8.5.サウンドデモ - 猿虎日記

    8月5日、サウンドデモ、参加してきました。 http://sounddemo.nobody.jp/ すでにいろいろ報告が出ているようです。 http://d.hatena.ne.jp/sugitasyunsuke/20060805/p1 http://d.hatena.ne.jp/Dryad/20060805#p1 http://d.hatena.ne.jp/KGV/20060805/1154780312 http://d.hatena.ne.jp/bullet/20060805#p2 中でも、最初に読んだ杉田俊介さんのものが大変興味深かったので、そちらを適宜引用させていただきながら書いてみたいと思います。 一つだけこうしよう、と思っていたことがあって、デモには「参加」せず、「見学」しよう、と。ずっと付かず離れずで「併走」というスタンスを取ろう、そこから見えてくるものを見よう、と。いかにも

    8.5.サウンドデモ - 猿虎日記
  •  [対「北」決議]「単なる非難に終わらせるな」 - 甘いおやつ

    米国によるイラク侵略が始まる以前に「米軍による攻撃が始まったらどうするのか?」という質問に対してイラク市民が「どうしようもない.家でじっとしているだけだ」と答えていたのを思い出す. 「ミサイルが飛んできたらどうするのか?」という問いを立て--今の日でこのように問いを立てれば,答えは自ずから決まってくる--,それに対して法整備や軍事上の対抗策をあれこれ考えている市民が多い国は,気づいた時には先に攻撃を仕掛けた国になっているのだと思う. 「在日米軍のトマホークが飛んできたらどうするのか?」 北朝鮮の市民はこの問いに何と答えるのだろう.

     [対「北」決議]「単なる非難に終わらせるな」 - 甘いおやつ
    junkie_slip
    junkie_slip 2010/04/17
    《「ミサイルが飛んできたらどうするのか?」という問い……に対して法整備や軍事上の対抗策をあれこれ考えている市民が多い国は,気づいた時には先に攻撃を仕掛けた国になっているのだと思う》
  • 前トリアージ的選別とその延長線上に - 諸悪莫作

    今更感が強く漂うけど、「はてな」からはじまった議論について。 僕はid:toledさんが書いたエントリ「あのー、それ、普通にかわいそうなんですがーー「トリアージ」という自己欺瞞 - (元)登校拒否系」で提示されている問題意識に深く賛同するんだけれど、このエントリのコメント欄やブクマコメント*1、そしてトラックバックされてきたエントリなどを見ていると、なんだか良くわからない批判が殺到している。 でもid:toledさんが言っていることは、それほど難しいことじゃあない*2。たとえば、多くの人にとってわかりやすいであろう卑近な事例をあげてみるとすれば、以下のような後期高齢者医療制度に関する読売新聞社説がある。 新制度は、あいまいなまま融通しあってきた高齢者医療費の会計を独立させ、都道府県単位の組織に運営責任を持たせた。従来の市町村単位より広域化したことで、保険財政は安定する。所得の多い高齢者には

    前トリアージ的選別とその延長線上に - 諸悪莫作
    junkie_slip
    junkie_slip 2010/03/29
    《つまりは「トリアージ」は極限状況下においてのみ適用されるべき概念だと言えるけれど、平時においてもすでに、極限状況下での選別は先取りされているのだ。》
  • あのー、それ、普通にかわいそうなんですがーー「トリアージ」という自己欺瞞 - (元)登校拒否系

    ケーキを売ればいいのに 三宅秀道さん http://d.hatena.ne.jp/fuku33/20080522/1211444127 また、別の回に、資源の有限性がその合目的的な最適配分を促し、戦略性やリーダーシップや組織内の規範意識も意思決定も価値判断もそこから始まる、ということをわかりやすく説明したくって、四川の震災のニュースを挙げてトリアージの概念を説明した。絶対的に医療資源が不足しているところでは、「もう助かりそうにない患者」と「患者自身が処置したら大丈夫な患者」はカテゴライズして分けて、その間の「治療しなければ助からないが治療すれば助かるかも」というところに有限の医療資源を配分する、というシステムがあるんだよ、ということを説明したら、やっぱり女子学生のかなりの部分から「かわいそうだ」という反応があった。 これ、「トリアージの判断をしなければいけないお医者さんたちもつらいだろうな

    あのー、それ、普通にかわいそうなんですがーー「トリアージ」という自己欺瞞 - (元)登校拒否系
  • 「かわいそうなぞう」はなぜ「かわいそう」か - 過ぎ去ろうとしない過去

    http://d.hatena.ne.jp/fuku33/20080522/1211444127 今は道徳の時間です。あなたは小学校の教師です。道徳の時間はテレビ見せてればいいだけですからラクなものです。今日のテーマは「かわいそうなぞう」。舞台は戦中の日。空襲が激しくなった大都市で、参謀部は動物園の動物達を殺すことを決断するのです。当然飼育員は反対します。しかし軍は「オリが壊れて猛獣が暴れてもいいのか!」といいます。それ以前に軍に逆らえるはずがありません。泣く泣く飼育員は動物達を殺すことを決断します。ところが、ぞうのハナコだけは毒の入ったエサをべません。飼育員は、エサを与えないで餓死させるようにしました。ハナコは、弱った体で芸を見せます。芸を見せればエサがもらえると思っているのです。感動の名場面!女の子の一部は泣いています。後ろでハナクソほじっている奴は無視です。モンハンやっている奴

    「かわいそうなぞう」はなぜ「かわいそう」か - 過ぎ去ろうとしない過去
  • なにがどう「解決」なのか - planet カラダン

    1986年4月に起きたチェルノブイリ原子力発電所4号炉の爆発事故は、爆発とそれに続く10日間の火災によって莫大な量の放射性物質を漏出し、周辺地域を汚染するとともに多くの被災者(運転員・周辺住民・消火活動従事者・事故処理従事者ほか)に重大な健康被害をもたらし、多数の死者を出した。現場責任者を含む運転員たちや事故直後に消火活動に当たった消防士の多くは、事故後数週間のうちに放射線障害で死亡している。爆発で破壊された原子炉建屋周辺は極めて高いレベルの放射線量に置かれていたものの、放射能汚染の拡大を防ぐためには周辺に投げ出された汚染物質の清掃や、崩壊した建屋の復旧作業を大々的に行う必要があった。このチェルノブイリ原発事故の事故処理作業に当たった労働者は「リクビダートル(清掃人)」と呼ばれている。リクビダートルはソ連軍の兵士や軍関係者、そして、手厚い年金・住宅・医療等の保障条件によって全共和国から集め

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