WWWの文脈においてナビゲーションという言葉の意味を考えるとき、浮かんでくるのはやはり一人一人のユーザーの姿である。それぞれのユーザーの目的地(目標)に導いてやるためのインターフェイスというのがナビゲーションのエッセンスだ。 文書製作者側が提供できるナビゲーション しかしながら、製作者側はユーザーの目的を正確に知ることができない。知っているのはユーザーがそのハイパーテキストノードを閲覧しているという事実だけであり、そこから目的地を推測するしかない。この時推測される目的地は、正にそのハイパーテキストノードと深く関係しているはずだ。そして、そのようなリソースへのリンクを提供することは、ハイパーテキストシステムにおける各ノードの主要な役割である。真のナビゲーションに接近する方法として、製作者側が取れる、あるいは取るべき手段は、そのハイパーテキストノードを中心としたリンクを提供してやることだけであ