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death metalに関するjunneのブックマーク (9)

  • EPISODE 666 : Dirty Rock Inferno DECAPITATED – ORGANIC HALLUCINOSIS

    ポーランドには皇帝戦士VADERをはじめ、BEHEMOTH、LOST SOULなど良質なデス・メタル・バンドがひしめいていますが、その中でも最も若く、高いポテンシャルを感じさせるのが今回ご紹介するDECAPITATEDです。彼らの音を初めて聴いたのはVADERのピーターがプロデュースしたデビュー作「WINDS OF CREATION」で、その時はモロにVADER直系というべき音を鳴らしていましたが、その後もアルバムをリリースするごとに着実な成長を遂げ、4作目となる今作でもさらなる進化を見せつけた驚異的な1枚に仕上げてきました。 全編に亘り重さとキレを兼ね備えた殺戮リフと手数の多いドラムが、メカニカルとさえいえる質感と物理的な速さ以上のスピード感を感じさせます。そこに乗る、今作より加入したコヴァン(Vo)のこれまたキレのあるデス・ヴォイス(ピーターに似ていますね)がバックと一体化して突進する

  • EPISODE 666 : Dirty Rock Inferno DESPISED ICON - CONSUMED BY YOUR POISON

    以前当ブログで2作目「THE HEALING PROCESS」をレビューしたカナダの6人組が2002年にGaly Recordsからリリースしたデビュー作をリミックス/リマスターし、さらに再録音2曲をボーナスとして追加したCentury Mediaからの再発盤です。 このバンドの持ち味である、デス・メタルのブルータリティとハードコアの切れ味を融合し、テクニカルではあるものの過剰にアヴァンギャルドに行き過ぎることのない音楽性は今作の時点で既に示されていますが、ここではデス・メタル色が大きく幅を利かせています。その印象に一役も二役も買っているのがツイン・ヴォーカル。「THE HEALING...」ではガテラル・ヴォイスとアンガー・ヴォイスという組み合わせでしたが、今作は2人のうちの片割れが異なっており、ガテラルに加えてガテラルを超えた超低周波(もはやヴォーカルというより単なる音でしかない!)と

  • EPISODE 666 : Dirty Rock Inferno SKINLESS "Trample The Weak, Hurdle The Dead"

    NYデス・メタルの中堅がヴォーカルとドラムのメンバー・チェンジを経てリリースした3年ぶりの3作目。新ヴォーカルにはジョー・キーザー(B)の実の兄弟であるジェイソンが迎えられています。ドラムはオリジナル・メンバーのボブ・ボーラックが再加入しています。 「ブルータル・デス・メタルとニュー・スクール・ハードコアの融合」という触れ込みで語られることの多いバンドですが、正直なところ前2作は両者がいまひとつ上手く噛み合っていなかったという印象がありました。しかし今作はそのコンセプトが遂に完全開花した、怒涛の超重量級ゴリ押しデス・メタルを聴かせてくれます。「弱者を踏みつけ、死人を飛び越えろ」というタイトルやジャケットのイメージどころでは済まされない、ブラスト、ミドル双方で引くことなど知らんとばかりにダイレクトな押し一辺倒で迫りくる凶悪極まりないサウンドに、近頃パッとしなかったUSデスの底力を見た思いがし

  • EPISODE 666 : Dirty Rock Inferno V.A. "Dynamite With A Laser Beam : Queen As Heard Through The Meat Grinder Of Three One G"

    "Killer Queen"のサビの歌詞の一節からタイトルをとったQUEENのトリビュート作...ですが、まずはこのトラック・リストをご覧ください。 01.Blood Brothers - Under Pressure 02.Get Hustle - Another One Bites The Dust 03.Asterisk - Ogre Battle 04.The Oath - We Are The Champions 05.GoGoGoAirheart - Death On Two Legs (Dedicated To...) 06.Upsilon Acrux - Bicycle Race 07.Sinking Body - Who Needs You 08.Glass Candy - The Fairy Feller's Master Stroke 09.The Locust -

  • EPISODE 666 : Dirty Rock Inferno JEFF WALKER UND DIE FLUFFERS "Welcome To Carcass Cuntry"

    先頃発売された山崎智之氏総監修のムック「ダークサイド・オブ・ロック2」は昨年発売の「ヘヴィ・メタル ハードロック黄金伝説」からの使い回しのネタが大半を占めていたとはいえ、やはり期待通りの内容の濃さを示してくれましたが、その中で特に興味深かったのが「殺人、人種差別、下ネタを歌ったカントリー・ミュージック」であり、これを読むと全くの無縁と思われていたヘヴィ・メタルとカントリーに意外な共通点があることがわかり、何故PANTERAのメンバーがカントリー・ミュージシャンとコラボレートしたのか(SUPERJOINT RITUAL、REBEL MEETS REBEL)が少なからず理解できました。 そして新たに“実は恐ろしいカントリー・ミュージック”に着目したのが元CARCASSのジェフ・ウォーカーです。CARCASSのラスト作「SWANSONG」収録の"Keep On Rotting In The Fr

  • EPISODE 666 : Dirty Rock Inferno BENEATH THE MASSACRE "Mechanics Of Dysfunction"

    RATING: 9/10 カナダ出身の4人組による1stフルレンス。しかしカナダからはKATAKLYSMといいCRYPTOPSYといい、なぜここまで強力なデス・メタル・バンドが次々出てくるのでしょうか。このバンドは先の2組とはやや異なったNYスタイルのブルータル・デスをプレイしていますが、ORIGINあたりに代表される、速さとテクニックの両面を極限まで突き詰める音楽性をさらに次のステージに進めたといえます。全インスト陣が神業的なテクニックを惜し気もなくつぎ込んだ超速ブラストとメカニカルな殺戮リフで聴き手に情け容赦なく襲い掛かる激音の嵐は圧巻の一言。そこに被さる超速スウィープ連発のギター・ソロが緊迫感を更に増長。バックの音圧に一切負けていないデス・ヴォイスも含め、そのすべてを一切の人間性を排除した殺戮マシーンとしての攻撃力のためだけにつぎ込む姿勢が凄い。最近のブルータル・デスの中ではぶっちぎ

  • EPISODE 666 : Dirty Rock Inferno MORS PRINCIPIUM EST "Liberation=Termination"

    RATING: 8/10 前作「THE UNBORN」が各地で2005年の裏名盤と評されたフィンランドの6人組メロディック・デス・メタル・バンドによる3作目。前作で一気に強化された攻撃性はここにきて更に強まり、マシーナリーとさえ言えるほどに研ぎ澄まされたリフとリズムは文句のつけようのない格好良さを誇っています。ツイン・ギターの華麗な弾きまくりも依然として健在。しかし一方、前作でその攻撃性と奇跡的な融合を果たしていたシンフォニックなサウンドスケープによるスケール感が大きく後退、結果的にダイレクトな攻撃性をストレートに押し出す曲調が大半を占める内容となりました。今作の音を僕的に表すならばメロデスというよりは「エクストリーム・北欧メロディック・パワー・メタル」といったところでしょうか。 前作とは一転してのシンプルかつストレートなスタイルへの変化は既に賛否を呼んでいますが、個人的にはモロに好みの音

  • EPISODE 666 : Dirty Rock Inferno DAATH "The Hinderers"

    RATING: 7/10 あのRoadrunnerが久々に契約したデス・メタル・バンドとして話題となっている、元CHIMAIRAのケヴィン・トーリー(Ds)を擁するアトランタ出身の6人組のデビュー作。しかしそこは今や殆どメジャー同然のRoadrunner故、今更オールドスクールなバンドと契約するわけもなく、プロデューサーにジェイムズ“デス・メタルを更生させる男”マーフィー、エンジニアにアンディ“安全研磨、毒抜き滅菌”スニープ、ミックスにコリン・リチャードソンという豪華な制作陣を迎え、洗練されたサウンドと単なるデスの枠に留まらない現代的なアイディアを盛り込んだ、シーンの最前線を意識した1枚に仕上がっています。 いかにもデス・メタル的な暴力性、邪悪さよりもソリッドな切れ味を重視した音作りは流石の格好良さですが、なんといっても最大の特徴は全編で鳴り響くキーボード。時にギター・リフと融合して不穏な

  • EPISODE 666 : Dirty Rock Inferno VITAL REMAINS "Icons Of Evil"

    RATING: 8.5/10 この直球ど真ん中のジャケットでクールなアルバムであることが約束されたかのようなUSサタニック・デス・メタル・バンドの4年ぶりの6作目。前作「DECHRISTIANIZE」よりトニー・ラザロ(G)とデイヴ・スズキ(G,B,Ds)の2人によるユニットとなり、ヴォーカルに今やサタニストとしての威厳がすっかり地に堕ちたグレン・ベントン(DEICIDE)をフィーチュアした体制となってバンドの格は一気に上がりましたが、再びベントンと組んだ今作でもクド過ぎるほどに徹底したアンチクライストを貫いた超高密度なブルータル・デス・サウンドを、エリック・ルータンの手によって更に破壊力を増した音像で全10曲66分にわたって血も涙もないほどに容赦無くブチ撒けていきます。リフもソロもドラムも最短でも6分を超える曲の長さもアンチクライストしか頭にないような歌詞(しかも大半の曲で同じ歌詞が2回

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