ポーランドには皇帝戦士VADERをはじめ、BEHEMOTH、LOST SOULなど良質なデス・メタル・バンドがひしめいていますが、その中でも最も若く、高いポテンシャルを感じさせるのが今回ご紹介するDECAPITATEDです。彼らの音を初めて聴いたのはVADERのピーターがプロデュースしたデビュー作「WINDS OF CREATION」で、その時はモロにVADER直系というべき音を鳴らしていましたが、その後もアルバムをリリースするごとに着実な成長を遂げ、4作目となる今作でもさらなる進化を見せつけた驚異的な1枚に仕上げてきました。 全編に亘り重さとキレを兼ね備えた殺戮リフと手数の多いドラムが、メカニカルとさえいえる質感と物理的な速さ以上のスピード感を感じさせます。そこに乗る、今作より加入したコヴァン(Vo)のこれまたキレのあるデス・ヴォイス(ピーターに似ていますね)がバックと一体化して突進する