前回に引き続き「動的AS-ADモデル」を用いての考察をもう少し続ける。 尚、erickqchan様よりこの動的AS-ADモデルの説明箇所がCowenとTabarrokによるマクロ経済学の教科書のサンプルとして公開されているのを教えていただいたのでリンクを貼っておく。非常に面白いモデルなので、興味がある人はどうぞ。筆者もとりあえず廉価版を注文してみたが読みきる自信がないので是非翻訳が出て欲しいものである。 Modern Principles: Macroeconomics Tyler Cowen (Author), Tabarrok Alex (Author) ではこの「動的AS-ADモデル」で、リフレ政策はどう説明されるだろうか。 インフレ目標とNGDP目標の違いはあっても基本的にリフレ政策が目指すのは以下の形であろう。 簡単に言えばショックで下方へスライドした総需要曲線を、リフレ政策に