ソマリア 支援の食糧が市場に 8月16日 14時6分 深刻な干ばつで飢きんが続くアフリカ東部のソマリアで、日本などの支援で送られた食糧が市場などで販売されていることが分かり、各国の援助物資を適正に配布するための監視体制の強化が課題になっています。 ソマリアでは、深刻な干ばつで、人口の半数に当た370万人が生命の危険にさらされているとされ、国連は首都モガディシオを含む5つの地域について「飢きん」状態にあると宣言し、各国に食糧支援などを呼びかけています。一方で、治安の悪化が援助物資の配布を妨げており、WFP=世界食糧計画によりますと、モガディシオの市場の商店などで、各国から送られた食糧の一部が売られているのが確認されているとのことです。現地からの映像には、日本の国旗が印刷された食糧の袋が商店に大量に積まれている様子や、子ども向けの栄養補助の食品が販売されている様子も映されています。これらの食糧