読売新聞の報道によると、北海道興部町に存在するオホーツク地方唯一の風力発電所が、修繕費用難のため廃止されモニュメントとされる事態に陥っているという。 この風力発電所は2001年に「自然と共生する地域社会の形成」のシンボルとして建設されたもので、建設費は約1億9千万円。建設費の半分をNEDOが、残り半分のうち、道の補助を除く5千万円を町が負担した。完成後約9年半の収支は、売電収入が6170万円、維持管理費が6430万円とほぼ均衡していた。 しかし一昨年10月に発電機のベアリングが破損して停止、修理には4千万円が必要であり、最終的に昨年11月に廃止が決定されたという。廃止後は風車を固定しモニュメントとして残すとのこと。