香港に上場するダイナムは、企業統治、コンプライアンスの模範生 8月2日にダイナムジャパンホールディングスが香港市場に上場することが正式に決まった。ダイナムジャパンホールディングス(以下、ダイナム/資本金50億円)はパチンコ・パチスロホールの運営会社では首位マルハンに次ぐ第2位。2012年3月期の業績は売上高8977億円、経常利益293億円、当期純利益158億円である。7月10日付の日本証券新聞によると、売上高では高島屋やファーストリテイリングを上回り、経常利益では日清食品ホールディングスやドン・キホーテを上回るという。 企業規模や財務内容で言えば東証一部上場でもおかしくない。しかもダイナムは非上場ながら決算短信を四半期ごとにきちんと出していて、アナリスト向けの決算説明会を開催し、日本格付研究所から信用格付も得るなどディスクロージャーは上場企業並み、いやそれ以上に熱心なIR優秀企業である。上