羽生善治棋聖(43)=名人・王位・王座=に森内俊之竜王(43)が挑戦していた産経新聞社主催の将棋タイトル戦「第85期棋聖位決定五番勝負」の第3局が5日午前9時から静岡県沼津市の「沼津倶楽部」で行われ、午後7時33分、152手で後手の羽生棋聖が勝ち、シリーズ3連勝で大山康晴十五世名人と並ぶ棋聖戦歴代最多の7連覇を達成、通算では13期となった。 また、タイトル獲得は最多記録を更新して通算88期とした。持ち時間各4時間、残りは羽生棋聖2分、森内竜王1分。 羽生棋聖にとって生涯のライバルといわれる森内竜王が相手。直前の名人戦では4連勝で4年ぶりに名人を奪還し、その流れのまま棋聖戦で3連勝した。 羽生棋聖の話「1局ずつ難しい将棋だったので結果が出せてよかった。記録については終わったばかりなので実感がわきません」 (Windows版のみ)