下記は、国家基本問題研究所の『今週の直言』最新号(2011/07/11)、「玄海原発問題で見える政権延命の下心」(櫻井よしこ)に寄せたコメントである。 国基研ホームページに載る予定だが、ここにも転載しておく。なお、櫻井氏の「直言」は、会員限定期間の3日が過ぎれば、誰でも閲覧可能となる。 直言へのコメント 島田洋一 菅直人氏は、浅はかな思いつきを連発する無原則なポピュリスト(大衆迎合屋)だが、「左傾した機会主義者」だという点に注意する必要がある。 菅氏が、保守派が拍手するような「思いつき」で物事をひっくり返した例はない。福島“現実を”みずほ氏が熱烈な菅支持者であることから明らかなように、その「思いつき」には、左への迎合という一貫した特徴がある。 ソ連圏崩壊以来、多くの人々は左翼テーゼに簡単に騙されなくなった。そのため左翼は、「環境」を錦の御旗とするスイカ戦術(外はグリーンだが中は赤)を採って