「ここ10年間で日本の外食産業は大きく変わってきています」と語るのは、近著『「外食の裏側」を見抜くプロの全スキル、教えます。』がベストセラーとなっている河岸宏和氏。昨今、食品偽装事件などで食の安全が問われるなか、海外からの輸入加工品のシェアが急増している。こうした現状に対して、「食品業界を知り尽くした男」との異名を取る河岸氏が優良と認めるチェーン店とは? ◆外食を知り尽くした男選定「優良チェーン店ランキング」 <第1位>大戸屋 「厨房でひとつひとつ手作りしているため、何を食べてもチェーン店とは思えないほどクオリティが高い」と河岸氏がイチオシするのが、定食でお馴染みの大戸屋。「食べ物はなんでも『できたて』がおいしいんです。この店はそれがわかっているので、できる限り手作りのできたてを提供してる。焼き魚などもおそらく冷凍品を使っていると思うのですが、焼き方がうまいのでおいしく食べることができる。