全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。このところテーマにしているのが、“町中華”の食べ歩き。町中華とは町中に佇む個人経営の中華屋さんのことで、こういったお店は店主の高齢化が進み、後継者探しも難しく、そもそも自分の代でお店を閉めようと思っているところも多数ある。昭和から平成になり、今年は新元号・令和にも変わる。“町中華”が日本の懐かしさの象徴となってしまう日も近いと思うと居ても立っても居られなくなり、改めて食べ回っているのだ。 今回ご紹介するのは東中野の昭和31年創業の老舗「十番」。昭和31年といえば有名人では桑田佳祐、佐野元春、長渕剛、鈴木雅之など数々のミュージシャンが生まれた年である。そんな頃から変わらず東中野で中華鍋を振るっているお店だ。なんと明大中野時代の若貴も通い詰めたお店だそう。 ▲焼餃子 まずはビールに焼餃子。餃子は餡がしっかり詰まっていて、野菜は粗めの