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ブックマーク / kaztaira.wordpress.com (7)

  • メディアとプラットフォームの離れられない関係。ユーザーは誰のものか?

    メディアにとって、ソーシャルメディアのプラットフォームは、もはやそれ抜きにはニュースコンテンツの配信を考えられないほど、大きな存在になっている。 そしてプラットフォームにとっても、ユーザーが定期的に訪れ、エンゲージメントを深めるきっかけとして、メディアが継続的に配信するニュースコンテンツは不可欠だ。 ではユーザーにとって、ソーシャルメディアとニュースとは、どのような関係なのか? さらに、ソーシャルメディアのプラットフォーム上で、メディアのニュースコンテンツを目にするユーザーは、一体誰のものなのか? そんな興味深いテーマのイベント「分散環境におけるデジタルジャーナリズム」が21日、コロンビア大学ジャーナリズムスクールで開かれていた。 14日に公開されたオックスフォード大学ロイター・ジャーナリズム研究所の報告書「デジタルニュースリポート2016」を巡る議論と合わせて、コロンビア大学トウ・デジタ

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    jusei
    jusei 2016/06/26
  • 「トロンク祭り」トリビューンの社名変更とメディアの生き残りをかけた買収騒動

    「#tronc(トロンク)」。米メディア関係者のツイッターでは、この名前が瞬間風速的に話題になった。 ロサンゼルス・タイムズやシカゴ・トリビューンを擁するトリビューン・パブリッシングが2日、新たな社名として発表したのが綴りは全て小文字の「tronc(トロンク)」だ。 メディア企業の看板としては妙に脱力する語感に、コラージュ画像をつくったり、大喜利を始めたりと、〝ネタ合戦〟の様相に。 ただトリビューンにとっては、その背後には、急速なデジタル対応の必要と、ガネットによる買収攻勢という、リアルな〝目の前の危機〟がある。 そして、この買収を巡る騒動は、米国の新聞業界の生き残り戦略の縮図でもある。 ●すべて小文字の新社名 「トリビューン・パブリッシングはブランド変更を発表、名称をtroncとします」 そんなタイトルの2日付のリリースは、なかなか興味深い内容だった。 “tronc”をすべて小文字にする

    「トロンク祭り」トリビューンの社名変更とメディアの生き残りをかけた買収騒動
    jusei
    jusei 2016/06/04
  • 他人事では語れない―「バズフィードの不振」を伝えたフィナンシャル・タイムズの苦境

    英フィナンシャル・タイムズが、バイラルメディア「バズフィード」が「2015年の売り上げ目標に届かず、2016年の内部見積もりを半減させた」と不振を伝えたのは4月12日だった。 それから10日後、今度はニュースサイトのポリティコ欧州版が、フィナンシャル・タイムズの「我々は難局に直面している」との社内メモを公表。求人の延期などの経費削減を検討していることを明らかにした。 ネットメディアが苦境にあるなら、紙メディアが無縁なわけがない。米ネットメディアのマッシャブルから英ガーディアンやインディペンデントまで、リストラ、廃刊、不景気な話は尽きない。 どこを見渡しても、他人事では語れない、メディアの曲がり角にきているようだ。 ●FTの苦境 ポリティコによると、フィナンシャル・タイムズの社内メモは、ジェームズ・ラモント編集局長名で今週、明らかにされた。 「2016年、我々はいくつかの難しい営業状況に直面

    他人事では語れない―「バズフィードの不振」を伝えたフィナンシャル・タイムズの苦境
    jusei
    jusei 2016/04/24
  • ニューヨーク・タイムズ、〝増益の謎〟と編集局のコスト削減

    ニューヨーク・タイムズが4日、2015年の第4四半期と通年の決算発表をした。いずれも売上高はほぼ同額なのに、純利益が四半期で約50%増、通年で約90%増、という奇妙な結果になっている。 そして、その同じ日、編集主幹のディーン・バケーさんは、社内向けのメモで、編集局のコスト削減と組織見直しの大号令をかけていた。 この増益はただ見かけで、早急に組織効率化に踏み出さないと手遅れになる――。 社内メモからは、そんなタイムズの危機感が伝わってくる。 ●紙の減収とデジタルの増収 タイムズの決算発表によると、第4四半期の売上高は4億4469万ドル(約520億円)で前年同期と変わらず。通年では15億7922万ドル(約1846億円)で0.6%減だった。 紙の減収で、デジタルの増収がほぼ相殺されている形だ。 購読収入で見ると、第4四半期が2億1330万ドル(前年同期比1.3%増)、通年で8億4550万ドル(前

    ニューヨーク・タイムズ、〝増益の謎〟と編集局のコスト削減
    jusei
    jusei 2016/02/07
  • ウォールストリート・ジャーナル、「デジタル型編集局」へ組織改造(追記あり)

    ウォールストリート・ジャーナルの編集長、ジェラルド・ベーカーさんは27日の社内メモで、同紙の1面の改革と、編集局の全面的な組織改革に乗り出すことを明らかにしたという。 ポリティコが同日、伝えている。 ベーカーさんは、同紙のデジタル移行の号令のもと、すでに昨年半ばに、海外支局の閉鎖など編集局の大がかりなリストラも断行。 その資源を様々なデジタル施策に振り向けている。 今回の1面改革の目的も、「紙面の制作」から「すべてのプラットフォームへの発信」への転換にあるという。 「デジタル型編集局」への組織改造だ。 紙面を起点にしたニュース制作からの脱却とデジタル移行と言えば、昨年2月、ニューヨーク・タイムズが打ち出した「1面編集会議の廃止」の例がある。 ジャーナルが今回掲げる目標は、紙からデジタルへ、パソコンからモバイルへ、グローバル展開、そして組織内の横の連携。 まさに、タイムズなどのメディア企業が

    ウォールストリート・ジャーナル、「デジタル型編集局」へ組織改造(追記あり)
    jusei
    jusei 2016/02/02
  • ニュースの「モジュール化」の何が失敗したのか

    「進化するニュースがウィキペディア化していく」で、パーツごとに「モジュール(部品)化」され、更新されていく新たなニュースのスタイルを紹介したのが、去年の4月だった。 スマートフォンに特化した、この「モジュール化」の先頭ランナーだった「サーカ(Circa)」が、25日にCEOのマット・ガリガンさんの名前で「無期限業務停止」を表明した。 昨年から資金難が伝えられ、春先には身売り話も報じられて、ツイッターの名前まで出ていたが、万策尽きた、ということのようだ。 モバイルとモジュール。ニュースの新しい方向性を示したベンチャーは、何を失敗したのだろう。 ●モバイルニュースの先駆者 サーカは2011年に起業家のガリガンさんが、バイラルメディア「チーズバーガー・ネットワーク」CEOのベン・ハーさんらと共同設立し、翌12年10月にiOSアプリをスタートさせている。 アイフォーン5発売の翌月という、モバイル時

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    jusei
    jusei 2015/06/29
  • ニューヨーク・タイムズが「紙」の編集会議を廃止し、デジタルに専念する

    ニューヨーク・タイムズが、週明けから伝統の「1面会議」をついに廃止するという。 メディアウオッチャー界隈では、この話題で持ちきりだ。 メディアサイト「ポインター」のベンジャミン・マリンさんが、タイムズのディーン・バケー編集主幹の社内向けメモについて伝えている。 新たな社外取締役候補として、旅行予約サイト「エクスペディア」最高経営責任者(CEO)のダラ・コスロシャヒさんと、フェイスブックのブランド・マーケティング担当役員のレベッカ・ヴァン・ダイクさんらの起用も発表している。 格的に、「デジタルファースト」への舵を切り始めたようだ。 ●ページワン 「コカイン中毒、がん・・・メディア激変を伝えたNYタイムズ名コラムニストの急死」でも紹介したが、デジタル化の渦中にあるニューヨーク・タイムズの舞台裏を描いた2011年のドキュメンタリーのタイトルが、まさに「ページワン(1面)」だった。 そして、映画

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    jusei
    jusei 2015/02/23
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